昔の人の着姿は?


江戸時代後期~明治時代の日本

まだ庶民に西洋文化が広まる前・・・

日常着として、ほとんどの人がまだ着物を着ていた頃

ふだん着物がほんとに本物だった頃


「どんな風に着ていたんだろう?」


なんて気になったりして調べてみてます♬


今では 庶民が高貴な方々の 自分では着ない着姿を真似て

芸者さん達が締めてもらっていた「お太鼓結び」を当たり前としている

そんな 正装・晴着として以外の姿の着物があった時代ですね。


その頃には 補正道具にコーリンベルトなんてありません。

着姿は1つだけの正解を目指す訳ではなく

「一人ひとりの体型の数だけ着姿がある」 というのが当たり前だったようです✿


今では考えられませんが

そんな風に日本人の日常に溶け込んでいた頃の

昔の人の着方って粋だなぁ~ と、思うのです👘

着崩れてても それが当たり前の時代

ただの 「日常着」 だった頃の着物


今の 『晴れ着』 としての着物にはみられない姿がそこにはあります (*^-^*)



何故 こんなところに行きついたのかというと・・・

大学で歴史学科、専攻は近世を学んだ歴女。

日本の歴史が大好きなのです🌸



グローバル化した現代にそぐわない・・ それもわかります。

それでも、廃れてほしくない着心地や温もり、日常、

そして『粋』が、そこにはあるのです。


親から孫、ひ孫へ 何世代も受け継がれてきた・受け継がれてゆく着物

手作業で 精巧に、丁寧に。幾つもの工程を経て作られる高価な絹の着物

手軽さ・ファストファッションにはない温もりがそこにあるのです。


周りの人の温かさも忘れ・・ 自分だけが良ければいいとなってきた現代人に


今一度 “温もり” を伝えたい


そんな思いもあってのブログです (*^-^*)



「あ~ここ破れてるな!おばあちゃんの頃から着てたからね~! 笑」

「どれ! これぐらいならすぐ繕えるさ~」

そんな会話があったかもしれません (o^-^)v


(↓写真は江戸時代後期の商家の娘さん達)

↑ここでおはしょりの多さに注目です!


昔は、男性着物のようにおはしょりなしで着るのが一般的だったのですが

いつの日から「生地を贅沢に使う=その分日常生活ではおはしょりをするようになった」

ということで(経緯は割愛します・笑)


写真ではおはしょりが多くてかなりダボついてますが、

こちらは着崩れているのではなく、「わざとこんなに着物の丈が長くて裕福なんですよ~」

というのを見せるためにダボっと着ています!


江戸時代後期~明治、主に商家の娘さんのお写真で良く見かける着姿です。

この時代の背景としては、下級武士よりも商家の方が裕福だったので

時には太夫や花魁に次いで、ファッションアイコンになることもありました。



そんな風に 日本の文化やしきたりとしてでなく

常に『日本人の生活』と寄り添ってきたのが着物です☆



わたしに着物を教えてくれた人は~
お茶や華道、着付け講師の「免許」を持った

大層な人物ではありません(f^_^;)


日頃から着物を着ていて、ずっと昔から普段着として着物に触れてきた人だからこそわかる

『着物の着やすさと着心地』

これがなければ、いつまでも私の中で「着物=ハードル高い」で

実際に日常で触れたりすることはなかったでしょう・・!
(箪笥の中の化石を増やす1人になっていたかもしれません、、笑)



日本人の生活の中での"着物"

これからも、その和みと温もりを伝えていければと思います 👘✨


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